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執筆者の写真Osamu Okamura

昭和な家再生物語・久留米合川の松葉荘

松葉ビレッジプロジェクト 今回の松葉荘は、久留米合川で進めている「松葉ビレッジプロジェクト」の一つとしてのプロジェクトです。数棟の平屋戸建ての貸家、2階建て1棟4戸アパートの、集合体としての再生プロジェクトの総称「松葉ビレッジ」です。

今回は、その「松葉ビレッジプロジェクト」の内のアパート「松葉荘201」のリノベです。

松葉荘

木造2階建て(階段、廊下、バルコニーは鉄骨造) 1階2戸、2階2戸 合計4戸

松葉荘201


 

2019/11/04

きょうの作業 久留米合川の松葉荘にて

11月4日から始まった「福岡DIYリノベWEEK2019」開催中の、参加プロジェクトです。

松葉荘201のリノベ準備作業中です。 ・傷んでいるところ ・補強するところ ・つくり替えるところ 等々 解体しながら、剥がしながら、検討中です。

DIYリノベWEEK開催期間中なら、普段見れないところまで見れます。興味のある方は是非お越しください。 https://www.facebook.com/FUKUOKADIYR/

あすも、明後日も、久留米合川の松葉荘です。

(2019/11/06 facebookの投稿記事より)

今回使った道具たちです。

地元の氏神さまにご挨拶。

2020/03/05 大家さんとDIYで「松葉荘201再生プロジェクト」始めます。 きょうの作業は、台所と6帖の壁を撤去して視覚的に一体になるようにします。ただ撤去するだけでなく、補強を同時に行います。

2020/03/10,11,12

トイレの改修 和式トイレから洋式トイレに改修します。

畳からフローリング張りに改修 畳下板の上に、遮音マット5mmを敷いて、根太で固定します。その上に無垢の楢フローリングを張ります。

給水、給湯、排水の配管 配管工事は業者さんにお願いしての作業です。

キッチン廻りの改修 対面型キッチンにして居住以外の用途にすることが出来る可能性を持たせてレイアウトにしています。

2020/04/01,02

大家さん仲間の玉川ビルのSさん、フローリング張りの応援に来ていただきました。Sさん、ありがとうございました。

フローリング張りをしていると、若干隙間が生じることがあります。その対処方法はクサビで微調整します。

フローリング張りは、ほゞ完了しました。 大家さん自らのDIYセルフリノベも、経験を積み重ねるごとに腕をあげてきました。 電気配線設備はDENKIYAのSさんにお願いし、手際よくほゞきょう済ませてくれました。


キッチン廻りの作業 洗濯機と冷蔵庫の間に壁下地を設け、出窓上に在った天袋を外し、半分に加工して冷蔵庫置場の上に設置し直しました。活かせるものは出来る限り活かす。「捨てればゴミ、活かせば資源」です。

松葉荘201のリノベは、住居としてだけでなく、多用途、飲食店(カフェのような)等にも出来るようなリノベを試みています。


2020/04/08 緊急事態宣言発令 福岡も対象地域に含まれました。


2020/04/08,09 今回もキッチン廻りでの作業です。

2020/04/10

壁の下地張りほゞ完了です。 窓の上(天袋のあったところ)の壁も奇麗になりました。

撤去した壁の補修、補強、剥がした部分の補修、新しい壁等々はほゞ終わり、これから、仕上げの作業です。


大家さんと共に、DIYで再生するこのプロジェクト。3か所目なので、作業の手際も良くなりました。 DIYで自ら再生して、大家さんが家の仕組みを知ることで、業者さんに任せ切りだった貸家の管理運営も変わっていくことになると思います。 大家さん自らの再生によって、退去後のメンテナンスもDIYで対応できるようにしておくことも、今回の再生の目的のひとつです。


2020/05/19 今回の流行り病の緊急事態宣言がようやく解除され、この松葉荘のリノベも再開することにしました。 終息したわけではなく、しばらくこの状況がつづくようです。この騒動で、社会の仕組み、暮らしのあり方を見直すきっかけになりそうです。 きょうの作業 玄関の壁の造作、台所の壁の下地処理、等を行う。 大家さん仲間のSさんが、応援に来ていただいたので、随分作業が進みました。


2020/05/25

きょうから、タイル張りです。 きょうも大家さん仲間のSさんが来てくれました。

キッチンカウンターのタイル張り 2槽シンクにしたのは、居住だけでなく、飲食など、多用途に展開できるように考慮したからです。

メモ このキッチンを「変なキッチン」と名付けたいと思います。ひとによっては、使い難いキッチンかも知れません。居住としてのキッチンと言うよりも、多目的なためのキッチンになればと思います。

2020/05/28,29,30,31 今回のタイル張りには色んな方の応援で進めています。大家さん仲間、松葉ビレッジの入居者さんらの、DIYでのリノベコミュニティが生まれつつあります。

タイル張りを終えたキッチン。

メモ 逃げを取ること

モノをつくるとき、僅かに寸法に余裕を持たせることが必要です。その余裕の寸法をどのようにするか。それを「逃げを取る」「逃げをつくる」という。タイルの目地もそのひとつです。 チョッと余裕を持たす方が美しく仕上がります。暮らしも同じかも知れません。

2020/05/31

キッチンカウンターのタイルの目地詰め レンジフードの換気口開け 格子の塗り替え


2020/06/11 キッチンの棚、玄関の格子


2020/06/16 計画当初は、居住用として始めたのですが、新しい試みとして、多目的に使える(カフェのような)ようにすることにしました。そのため、飲食の許可が取れるようにしておくことにしました。


2020/06/26

トイレ、洗面、シンク、手洗い(従業員用手洗い)が取付きました。 カフェ、飲食の許可も取れるようにしています。


2020/07/26

キッチン 飲食店として許可申請出来るようにしています。


黒板づくり


2020/08/28 ワークショップ:黒板づくり


松葉ビレッジプロジェクト 久留米合川に点在する貸家群を「松葉ビレッジ」として位置づけ、今回の「松葉荘201」のリノベはその核になるもので、手づくりの再生作業を通して、新たなコミュニティが生まれる拠点づくり、いろんな人が集える場を目指しています。


2020/09/27



つづく

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