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執筆者の写真Osamu Okamura

暮らし再生物語・石垣づくり

更新日:2020年1月26日


2019/10/29,30,31,11/01 今年の梅雨前、熊本菊鹿で石垣の様子が不安なので見て欲しいというので見せて頂いたのがこのプロジェクトの始まりです。

その後、今年の大雨で、崩壊したとの報告があり、業者さんに復旧の見積をしてもらうと200万円ほど掛かるとのこと。 手積みでの石積みの伝統的な技と知恵を学ぶ活動されている「石積み学校」に相談して頂き、同じ菊鹿の「アルモンデ」のご夫婦と共に、この石積みの手伝いをすることにしました。

石積み作業の手順 ・崩れた石垣を根石まで撤去します。 ・積み石と裏込め石(栗石)と土に分けて仮置きします。 ・安定した根石の上に積み上げていきます。

野積み、空積み 自然石(割り石)の上に石を積み上げ、裏込め石(栗石)をしっかり詰めます。

復元した石垣

メモ

自然の石のみで、暮らしの場をつくる。崩れた原因は何かを確認し、改善しないと、再び崩れます。今回は敷地の盛り土部分に降った雨が石垣の裏に浸み込んだのが原因だと思われます。なので敷地に降った雨を石垣の方に流れ込まないように整地しました。

壊れないものをつくる工夫は必要ですが、たとえ崩れても、再び人の手で再生する。これが自然石の野積みの良さです。自然を知り、自然のなかでの暮らしの営みの基本だと思います。

つづく

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