2019/06/14~16 この古民家は2015年に、現在の菊鹿の家「アルモンデ」さんの仮住まいとして改修した古民家です。改修半ばで移住先が決まり暫く空き家になっていました。 そして、再び、この古民家に、急遽、引越しし、ふたりの若者が暮らしながらDIYでの再生することになりました。 2016年の熊本地震にも何とか耐えてくれたこの古民家の再生物語の始まりです。
先ずは柱のジャッキアップから 柱が下がって、それに引きづられるように鴨居、敷居、床が下がった状態です。この柱を持ち上げるという作業です。測ってみると10cm下がっている。床を剥がし柱の根元を調べてみると、腐っていて、柱が浮いている状態です。よく耐えていたと思います。
床を改修する 座敷の半分、広間は全て、茶の間の半分の床下地(大引き、根太)を補修(取替え)することにしました。 大引き、根太を取替えながら、古い材、新しい材に、木酢液をタップリとスプレーします。
DIYでの再生には相互扶助の精神が欠かせない。かつての家の普請にはこの相互扶助があったからこそ可能だった。
メモ いつものことながら、何かの切っ掛けがないと、中々今回のような規模の改修は出来ません。これほど酷くなる前に、もう少し早く対処しておけばと思うのですが、ついつい見た目だけの対処で済ませがちです。 また、費用のこともあり、ついつい放置することになりがちです。今回もDIYでの改修だったのと、古民家を活かしたい、という気持ちがないと実行出来なかったと思います。 この古民家の大家さん(実家)、この古民家に暮らしたいという若者、それを取り持つお節介な人が、この古民家を何とかしたいという気持ちがあってこその再生です。
この気持ちが古民家を蘇えさせるエネルギーとなっています。
さらに、この土地に縁あって係わることに感謝を込めて、この地元の氏神さまにご挨拶してきました。 高島菅原神社にて
つづく