久留米合川の貸家再生プロジェクト
今回のプロジェクトは、久留米合川での貸家再生の第2弾です。 貸家を大家さん自らDIYで再生するプロジェクトです。現在大家さんの荷物置きとなっている空き家を再生して貸せるようにする物語です。
古い空き家になっている貸家を貸せるようにするには多大な投資が必要になり、家賃との整合性が取れずに空き家として放置している貸家が、空き家の増加している要因のひとつです。 その解決策のひとつとして、大家さん自らがDIYで再生する方法です。
メモ 増え続ける空き家の対策としての「昭和な家再生プロジェクト」 戦後の高度経済成長期に建てられた貸家を、DIYで再生して空き家を活用するプロジェクトです。
2018/10/01~03 傷んだ部分の改修です。家の傷みは水回り(水を使うところ)から始まります。 先ずは風呂場。廊下からの入り口を台所からの入り口に替えるのを機会に壁と床を剥がしての様子。 長年の水漏れによって、予想通り土台まで腐っていました。
耐震補強を兼ねて 勝手口の扉を撤去して、傷んだ柱の補強を兼ねての、補強として壁を設けて耐震壁になるようにしました。
2018/10/12~14 風呂場の扉の位置を替える。 壁の一部を撤去して開口部を設ける。アルミの折れ戸は、大家さん仲間さんから貰ったものを移設。
台所の壁 腰板を張る。今回の腰板を張る目的は、耐震補強も兼ねることにしました。 腰壁部分を補強して倒壊の可能性を軽減する策です。柱間に真壁になるように構造用合板を下地を探しながら張り付けて既存の壁を補強する策です。 その構造用合板に羽目板を張ります。
2018/10/14 ワークショップ きょうは久留米市主催のワークショップ。 久留米市が空き家対策の初めての試みとして、DIYによる家の再生のワークショップ。その会場を、この貸家で行われました。 今回は、壁の塗り替えです。壁には、いろんな仕上げ材でつくられています。今回はよくある、綿壁、樹脂入りの塗り壁です。ヤニ等の灰汁が出ないように、塗装の前に(下地に)シーラー処理をするのですが、今回は天然素材のコンニャク芋を塗ることにしました。
メモ DIYでコストを抑えれば空き家は活かせる。 ・大家さんが自らDIYでリノベして、空き部屋、空き家を活かす。
・現状のままで賃貸して、借りたひとが自らDIYで再生して活かす。 ・DIYで耐震補強する。 ・等々 多くのひとがDIYで空き家を再生することになれば、空き家の活性化に繋がります。 大家さんの意識が変われば、空き家は活性化します。
2018/10/16 縁側の収納庫を撤去して、耐震補強する。 内壁を剥がしてみると間柱も筋違いもないので、補強することにします。柱と柱の間に壁(真壁)をつくります。下地を縦横に格子状に組み針葉樹構造用合板12mmを張ります。
2018/10/19 きょうの作業 畳から板張りへ
2018/10/20 耐震補強を兼ねての腰板張り 昭和の高度成長期に建てられた貸家。耐震補強を考慮しての腰板張りです。既存の腰壁部分に構造用合板を補足するように張る方法で壁を補強します。 柱の傷みの酷い部分は下地からつくり直しての補強を施します。
2018/10/21 ワークショップ きょうは、久留米市主催でのワークショップの講師として参加しました。 「久留米市空き家活用DIY体験会」 久留米市主催の、DIYでの空き家活性化のためのワークショップの会場として、ここの貸家再生プロジェクトを会場に開催されました。
DIYでの空き家再生は、空き家活性化のこれからのひとつの解決策になるような気がするほどの盛況で、皆さん真剣でした。
2018/10/24 昨晩のfacebookでの床張り作業の呼びかけに、今朝、八女黒木からの久留米にバスでの移動中に、立て続けに参加者が・・・・。参加者は昨日の土間づくりに参加してくれた人たちです。 驚きの出来事です。昨日の土間づくりメンバーが、きょうは、久留米での作業です。 お陰で作業は随分進みました。
2018/11/16,17,18
廊下の改修、補強。フローリング張り。
キッチンの流し台のリメイク
2018/11/20
2018/11/23,24 玄関。下足箱づくり
廊下。建具のリメイク
縁側のフローリング張り
夜の玄関。
2018/12/10
玄関に下足箱。扉を付ける。
2018/12/15 テラス(物干し)の改修
屋根の張り替え フレームの塗り替え
2018/12/17 改修を終えたテラスの屋根
縁側に、耐震補強を兼ねて、クローゼットを設ける。
2018/12/24,25 トイレの改修 床がブヨブヨするので改修することにする。何度か改修されていて2重、3重に床が張られていて、それを全部剥がして、床を支えている根太を補強する。
クローゼットづくり 縁側にある物置を、壁を補強するために、一度撤去し、壁の補強後、クローゼットにつくり替えます。建具も片開きの扉を、使いやすくするために両開きの扉にリメイクします。
メモ
DIYによる耐震補強を兼ねた腰壁の板張り 昭和なこの貸家は高度経済成長期に建てられたもので、今日のような耐震に対する考えが希薄な建物なので、DIYでも出来る補強を試みました。腰板の下地は針葉樹構造用合板を使って補強し、その上に杉板を張っています。全ての壁(柱と柱の間に)に腰板を張ることにしました。
2018/12/29 今年、最後の作業です。
2019 昨年の10月1日から始めたDIYでの作業は、週2、3日での作業でしたが、ようやくここまできました。 2019/01/08 きょうの作業は、床の養生シートを剥がして、散在している建具を整理して、建付けを調整して入れてみました。
細かいところの作業は、まだまだ沢山あるのですが、もう一歩?のところまできました。
久留米合川の貸家再生プロジェクト 空き家になっていた貸家の大家さん自らDIYでの貸家再生のプロジェクトです。 2019/01/15,16 ドアのリメイク 傷んだドアをリメイクして再利用する。
2019/01/22,23 トイレの水漏れの改修 昨年、トイレの床が傷んでいたので、トイレの床に潜って補強した際、床を水平にしたので、汚水管と便器の間に隙間が出来ての水漏れ。 (1)便器を外す。 (2)外したついでに便器を洗う。 (3)接続用の部品を新しいものに交換して、再び設置する。
間仕切りを兼ねた棚づくり 洗濯機置場とキッチンの仕切りを兼ねた棚づくり
風呂の改修 (1)床排水の目皿がトラップなしのモノなので、ワントラップ付きの目皿に替える。床のタイルを傷めないように既設の目皿を撤去し、ワントラップが設置できるように排水口を斫り、設置して目地をタイルの張り代をみて埋める。 (2)タイルの目地、コーナーの隙間を埋める準備のため余分な目地やコーキングを取り除く。
2019/01/29,30
今週も風呂と洗濯場での作業。 台所の勝手口部分を洗濯場に改修する。 この家の風呂には脱衣する場がないので洗濯場と脱衣出来るスペースを新しく設けました。
2019/02/05 傷んだところの補修、補強の段階から仕上げの段階へ
2019/02/12 縁側に、小窓が有ったので、この窓を活かして、書斎または家事コーナーをつくりました。
2019/02/13
建具をつくる
2019/02/19,20 脱衣コーナーのカーテンレールの取付け。 風呂のシャワー付き混合水栓を取り替える。 押入れの扉を、2枚の両開きの扉にリメイクする。
ダイニングのドアから廊下、玄関方向を観る。
2019/02/27 トイレの床にCFシートを貼る。
2019/03/05 建具をリメイクする 既存の建具(障子+ガラス)のリメイクです。床を畳からフローリングに替えたので、目線の位置も変わるので、建具の腰も木の板に替えました。塗装はこれからの作業です。
腰の部分のガラス(ガラスは割れて既に無い)を、木の板(厚み15mmパインのフリー板)に取り替える。
建具の下框(新材)に塗装
2019/03/06 下がっている鴨居を上げる 建具を滑らかに動くようにするには、建具を削っただけでは限界があり、鴨居の真ん中をジャッキで上げることにしました。 鴨居をジャッキで上げ、吊り束(敷居を吊っている材)を屋根裏にある梁に固定し直す作業です。 ジャッキで鴨居と敷居を突っ張るので、敷居も若干下がる。それを見越して12mm上げ、ジャッキを外した時、8mm上げたことになりました。
2019/03/12,13,14 襖の張替え
枠の塗替え
タイルを貼る