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昭和な家再生物語・薬院の家

執筆者の写真: Osamu OkamuraOsamu Okamura

9年前、空き室を皆んなでDIYでつくった方から、メールを頂きました。今回は、裏の空き家になっている家を、アメリカから5年ぶりに帰ってくる姉家族が住めるようにしたいという内容です。 築100年のこの家は、裏のマンションを建設するときに、台所と風呂部分を解体して、在りません。住めるようにするためには、台所と風呂をつくる必要があります。しかも、5年ほど住めればいいという条件。 今回は、このような状況下での再生です。 2018/07/26 きょう、現場を見せて頂きました。 この古民家はビルとマンションの谷間にあります。かつては立派な庭があったようです。 車椅子を通れるように石を掘り起こして少し荒れたようになっていますが、元に戻したい庭です。

2018/08/16

きょうから始めます。

洗面と風呂を増設 庭に点在しているブロックを集めて基礎をつくります。

倉庫づくり 荷物が多く家の中だけでは納まらないので敷地内にある使ってない屋根付きの通路を倉庫にすることにしました。

倉庫づくり・外観 鉄骨スレート葺きの渡り廊下

2018/08/17 倉庫づくり・内観 鉄骨の錆落としをして塗装します。 壁の基礎をブロックでつくります。

2018/08/22~24 倉庫づくり (01)基礎の上に大引き、根太を組み、針葉樹構造用合板(国産)を張ります。

(02)壁の下地づくり

(03)外壁張り 隣との間が狭くて写せません。外部の仕上げは、小波ガルバ二ウム鋼鈑張りです。

(04)内壁仕上げ 2018/09/02 針葉樹構造用合板で内張りし、棚をつくる。

2018/09/05,06

2018/09/12~14 倉庫をさらに増やすことになり、 既存の鉄骨の錆を落とし塗装、ブロックで基礎をつくり、床をつくる。 二度目は手際の良い作業になる。

さて、ここからが大変です。隣との間(写真の右側)に人が入って作業が出来ないので、内側から外壁をつくる離れ業の作業が待っています。

鉄骨の柱と柱の間にパネル化した外壁を内側から取付ける。そのあと、壁の支えになる太めの胴縁を取付けます。(写真は外壁を差し込んだ状態です)

2018/09/26,27,28 2週間ぶりの作業です。 外壁がほぼ完了です。最初につくった部分には、荷物が入りだしました。

このあと、棚を設置します。

2018/10/10 棚をつくる。

倉庫の扉をつくる 庭に放置されていた雨戸を加工して倉庫の扉につくり替える。

あすから、荷物が搬入出来るように、追込み中です。 ようやく、家の方の再生に取り掛かれます。

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