昭和な家 この国の戦後の高度成長期(昭和50年頃)に建てられた家です。
この国の伝統的な構法(石場建て、貫構法)ではなく、コンクリートの布基礎の上に土台を廻し、筋違い軸組構法です。 木造2階建て。外壁はラス下地モルタル塗り吹付塗装仕上げ。屋根は瓦葺き。
健康な家 床がブヨブヨしていて何とかなりませんか。でこの家を見せてもらうことになりました。
この時期(昭和50年頃)に建てられた家に多く見られ、化粧合板の接着剤等による耐久性の問題です。
この国の気候風土に耐える建材は、自然素材に勝るものはありません。やはり自然を熟知した職人の技による自然素材でつくることです。健康な家は、呼吸する家に暮らすことです。
夢をカタチに また、今回の改修のもう一つの目的は、長年の夢を限られた予算のなかで実現することです。それは、仕事場(アトリエ)とギャラリーを設けること。 傷んだところを改修しながら、夢をカタチにして暮らす。そんな昭和の家の再生物語です。
また、今回の再生では、ひとりの若者を私の助っ人に起用させてもらうことにしました。こちらの夢もカタチになればと思います。
2018/05/16~17
今回の作業 先ず、畳6帖の部屋を杉板張りの床に改修する作業です。
2018/05/23~24
今週も先週の続きです。 この部屋の床もブヨブヨ。針葉樹構造用合板を重ね張りし、杉板(野地板)を張り高さ調整します。その上に仕上げに赤身の杉板15mmを張ります。
2018/05/30~06/01
今週から外壁の改修です。 足場をレンタルして自分たちで組立てます。
ガルバリウム小波板張り。
2018/06/02 引越しまでに、梅雨までに、床のブヨブヨの改修と、外壁の改修を・・・・・。 何とか間に合いました。
あとは、塗装(ワトコ)を、DIYで、宿題にしました。
ここまでが引越し出来る状態に・・・・・・。
2018/06/03 DIYで、宿題にしていた作業の進捗報告が送られてきました。 床のワトコ塗り 玄関ホールと6畳の一部
このあとは、ギャラリーとアトリエを、この家に設ける予定です。
メモ
手づくりでの、DIYでの、家づくり、店づくり、の日々の作業は、 facebookページ「古民家Dr.ムラのにわか大工塾」で、ご覧頂けます。 古民家Dr.ムラのにわか大工塾
2018/06/28 家の修理、改修がほぼ終わり、ギャラリーとアトリエのための作業に取り掛かりました。 玄関ホール・腰板張り
トイレのドア 既存のポリ合板のフラッシュドアに杉板を張る。
ギャラリーとアトリエ 使わなくなったタンス、本棚を再利用して、作業スペース(アトリエ)の机と収納棚をギャラリーの一角につくります。
玄関ホール・格子戸 古い格子戸(購入)を活かして・・・・。
メモ ギャラリーでは作品が主役。なので内装は控えめに、されど、作品を活かす風景は必要です。既にあった格子を活かし、格子を追加し、格子戸を施し、さりげなく風景になるようにつくることにしました。
(つづく)