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古民家再生物語・玉東の家

更新日:2020年10月3日


熊本震災(2016/04)の被災した古民家を手づくりでDIYで補強改修するプロジェクトです。 就農を目指してこの地に移住して半年後に震災に遭うことになる。

休みの土日を活かしてDIYで古民家を再生する物語です。

震災で傷んだところを改修するだけでなく、改修と同時に暮らしに合わせた家にすることにします。暮らしながらの、補強と暮らしに寄り添う改修作業です。

2017/01/21(1週目) 土間のある暮らしに・・・・・。 先ず、玄関横の物置を撤去して土間を広げ、薪ストーブを設置することにしました。建設当初の姿に近づけることにし、土間のある暮らしに再生します。

間仕切りのベニヤ合板張りの壁を剥がします。

壁、天井、床の合板張りをすべて剥がします。剥がせば古民家!!です。

中途半端な施工の筋交いが現れました。 この古民家の構造は貫構法で建てられています。柱に貫材を通すことによって粘りのある建て方なのです。 そこに筋交いで固定して粘りが無くなる、安易な固定はこの家にとってどうかと思います。 ほかにも手を加えている可能性があるので全体が把握出来た段階で、どう対処し改修するのか決めたいと思います。

2017/02/05 柱、梁の補強

ストーブの設置

2017/03/25

土壁の補修

2017/04/20 間仕切る

階段の土間側に壁を設ける。

震災での解体処分場から古材をもらってきて、クギを抜き雑巾掛けをします。 処分されている材はほとんど切刻まれて搬入されている中から辛うじて使えそうなものをもらってきました。

階段の手前に壁をつくる。 玄関の扉を開けると正面に2階への階段がある。この階段の手前に壁をつくり、階段の下に台所から使える物置をつくります。

この家に以前からあったと思われる舞良戸が納屋にあったのを壁代わりに取り付ける。

2017/09/09 土間の壁に漆喰を塗る 暮らしながら古民家を再生する。研修を終え、今年から農を中心にした暮らしを始めたNさん「あかりふぁーむ」のご家族。スイカの出荷が終わり一段落ついたので、この古民家の再生を再開することになりました。 3月に補修した荒壁に漆喰を塗ります。 今回の漆喰は砂と漆喰を半々にした砂漆喰です。砂漆喰は漆喰の下地に塗ることもあるのですが、今回はこの砂漆喰を仕上げ兼用でしばらく楽しんでもらい、いずれこの上に漆喰で仕上げることにしました。

今回の作業は、冬支度です。漆喰を塗ることで、壁からの隙間風を防ぐ、薄暗い土間を明るくする。暮らしながら、暮らしに不都合なところを自然の素材でこの国の気候風土で培われた知恵と技で補う。自然に寄り沿う暮らしを求めて・・・・・。を噛みしめながらの作業です。 

2017/09/22 漆喰塗りの宿題 あれから、宿題にしていた、漆喰塗りです。

こんな、アート!!まで。

2017/09/22 土間づくり

そして、きょうの作業は、土間づくりです。

納屋の土間の土と、インスタントモルタルとを、半々に混ぜて練り、金鏝押えで仕上げてみました。

仕上げた土間に、やはり、いつもの事ですが、何故か、こんな足跡が・・・・。

2017/09/22

全国農業新聞 2017/09/22  「あかりふぁーむ」が記事に

(つづく)

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