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執筆者の写真Osamu Okamura

古民家再生物語・久留米天神の町家(その2)


築70年の町家を和食の店に再生しています。

2016・12・16

内部の作業も進んでいます。といっても、座敷部分は殆ど現状のままで客席にします。

2016・12・19

屋根の葺き替え作業もほゞ終わりに近づいてきました。

ガスの引き込み作業も始まりました。200mほど道路を掘削してガス管の埋設作業です。2~3日掛かるようです。

台所はカウンター席にします。二間つづきにまたがるので部屋の間仕切りの下り壁が目障りになります。これを解消するために古材の梁を取り付けます。

2016・12・21 冬至

きょうの作業は、外壁の塗装です。家族とご近所のご夫婦とでの作業です。今回の町家再生による店づくりは、プロとアマとのコラボでの店づくりです。 蘇る町家 この町家の外壁は傷んだところを修理する程度にしています。建設当初のエネルギー「魂」を大切にしたいからです。駅近くでビルやマンションに囲われたこの町家は、道行くひとは、色々と声を掛けてきて、いろんな意味で喜んでくれているような気がします。 この町家は、70年ここに建ちつづけてかなり草臥れていたのですが、手を加えることによって元気を取り戻しつつあります。

2016・12・23

昨日は雨で外壁塗り出来ず。きょうは、外壁塗装2日目です。

西側から中庭側の外壁の塗装です。補修した戸袋も・・・・。 傷んだから新しく取り替えるのではなく、傷んだ部分を補修して使うこと。つくった当初のエネルギーを無駄にしないこと。修理して使いつづけることが大切なことなのです。

かつての中庭を再び庭として再生する作業も始めました。屋根の葺き替えで処分される瓦の再利用です。

2016・12・26

カウンター廻りの造作が始まりました。

熊本の解体現場から届いた古材(式台)を加工再生してカウンターの天板にしました。地震によって倒壊した家や解体される家にはまだまだ再利用して使えるものが沢山あります。

これらを再利用する仕組みを考えたいものです。

2016・12・28 今年も残り少なくなりました。年内に粗方の作業を完了する予定でしたが新年に作業がズレ込んでしまいました。 縦格子の向こう側にカウンター席がある。町家にある格子戸のある通り庭にカウンター席があるような空間をイメージしています。

屋根の葺き替え作業は今日で完了です。外部は一部の塗装を残す(玄関廻り)のみです。内部では大工さん、左官さんが奮闘中です。

2017・01・04 久留米天神町の町家再生の初仕事。 初仕事は、家族と近所のひと、友人による塗装作業です。大工などの職人さんは6日から、職人さんの居ない間に塗装作業です。

(つづく)

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