この古民家の再生は熊本の円台寺廃寺跡薬師堂近くでの物語です。
■古民家再生物語・円台寺の家(その1)
■古民家再生物語・円台寺の納屋 円台寺の家
築年は不詳ですが登記簿謄本によると明治5年です。茅葺き平屋建て(114.04㎡)でした。 その後、一部2階を増築し、その時、瓦葺きに変更したようです。 隣の納屋は、未だ茅葺き(トタン葺きで覆っていますが)です。 この古民家はご夫婦で、DIYで再生し、再生しながら暮らす計画です・ 先ず引越しするまでの再生を第一段階とし、引越し後の暮らしながらの再生を第二段階とします。 第一段階(引越しするまで)の再生ですが、暮らしに必要なものが出来た段階とします。 台所、トイレ、風呂そして寝るところが確保出来た段階で引越しします。内装の仕上げがない部分がある段階での引越しです。そして暮らしに不都合なところから仕上げていきます。これが第二段階の再生とします。暮らしながらの再生です。 この古民家再生物語は、ご夫婦で、週末を使って、DIYで、古民家Dr.ムラと共に再生する物語です。
2016・10・09(1週目) 先ず、地元の神さまにご挨拶です。
「菱形八幡宮」今年4月の熊本地震で神殿、拝殿、鳥居が倒壊していました。
いよいよ作業始めます。先ずは台所からです。天井、梁、柱に張り巡らされたボード類を剥がす作業です。
剥がせば、古民家です。黒く煤けた柱や梁が現れます。下地材の胴縁はクギを抜いて再利用します。
メモ:剥がせば古民家
2016・10・15(2週目)
耐震壁をつくる。
壁のボードを剥がしてみると貫材も土壁も撤去されていました。構造的にかなり重要な壁なので急きょ耐震壁をつくることにしました。土壁より強度のある縦横に胴縁を組み針葉樹構造用合板12mmをビス止めの壁にします。 メモ:壁を補強する
2016・10・23(3週目)
外部に面する壁、間仕切り壁の下地をつくります。柱や下地材は台所で撤去した下地材(胴縁)の再利用です。
2016・10・30(4週目) タタミ下地材を取り替える。
タタミの下地材がボロボロだったので新しい材でつくることにしました。
床板は合板を使わずに伝統的な15×150×1950の杉の荒板です。大引きは追加し、根太も取替えました。床の杉板は点検出来るように固定せずに敷き並べただけにします。
(つづく)
このつづきの作業はこちらで・・・・・。