top of page
執筆者の写真Osamu Okamura

古民家再生物語・菊鹿の家「アルモンデの暮らし」2020

更新日:2020年10月4日

2015年から始まった「アルモンデの暮らしプロジェクト」 熊本菊鹿に移住し、この古民家に暮らしながらDIYで再生し、自然農的あるもんで暮らしをされているご夫婦の古民家再生物語です。


2020/06/03,04

今回の作業 農作業や屋外での作業中、来客の方のトイレをつくることになりました。かつてはどこの家にもあった土足のままで使えるトイレです。 広い納屋の有効活用のためにも、このトイレが必要になるということで、納屋の一画に設けることにしました。 飼い葉桶のある牛小屋の跡を利用することにしました。壁の一部をカットしてトイレの入り口にします。小さな潜り戸から入るようにしました。


納屋の2階にあった玄関の大戸に付いている潜り戸を傷んば部分をカットしての再利用です。


天井は、太い竹を並べて(まだまだ足りませんが・・・・)埃が落ちてこないように竹の上にゴザを敷く予定です。納屋でよく見かける天井を参考にしました。

壁は、荒壁部分の補修。以前土壁を剥がしてストックしておいた土を練り直しての再利用です。 新しくつくる壁(間仕切り壁)は、残っているPBを張り漆喰塗りの予定です。腰板は、野地の荒板を磨いて張ります。 床は、座敷の床張りの時の残り材で厚さ30mmあります。毎年仕込む自家製の柿渋を何度も塗って防水効果を出します。 窓は、ネズミにかじられた跡(ガラスの右上)がありますが再利用です。 牛小屋なので材が全体的に太く、それを活かしたトイレになればと思います。

洗面は、洗面台の洗面器(琺瑯製)だけを再利用しました。洗面の下には飼い葉桶が見えます。 この建物の歴史、痕跡が見え隠れするようにし、物語性を持たせればと思います。

2日間の作業でしたが、何年も一緒に作業しているので、チームワークが良くなって阿吽の呼吸?での作業で進められます。ここから先の、仕上げは、宿題ということにしました。 今から田植えで忙しくなるので、その後になると思いますが、出来上がりが楽しみです。 つづく



街は夢の集まりプロジェクト 市井の山居・楽庵

コメント


bottom of page