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古民家再生物語・滋賀永源寺の家(その6)

執筆者の写真: Osamu OkamuraOsamu Okamura

更新日:2020年3月30日

2020/03/20,21,22,23

トイレの改修

このトイレは母屋の座敷用(お客用)につくられたもので、使われず放置状態だったものを、ハナレから皆んなで使えるように改修することにしました。

床は無垢の欅一枚板(暑さ24mm)に便器部分をくり抜いた贅沢な仕上げで設えていて。壁は色漆喰塗り。天井は化粧丸太垂木(かなり傷んでいますが)で施されています。

大(左)小(中)別々のトイレの間の壁(中)を撤去して一つ(右)にします。


トイレの女神さま トイレの神様YouTubeより)


トイレの窓(内部から)


トイレの窓(外部から)


勝手口をつくる この古民家の中央にある8帖の窓があり、その窓を半分解体して勝手口を設ける。ここに勝手口を設けることによって、ハナレとの行き来が良くなり、ハナレ及びハナレにある囲炉裏の使い道が格段に良くなる。



古民家は暮らしに合わせて進化する。 勝手口からハナレ(多目的空間)へ ハナレと母屋とのつながりが出来て暮らしの流れが変わる。 古民家は暮らしで進化する。


ストーブを設置する ストーブは暖を取るだけでなく、煮炊きにも使える。端材を燃料に使うことが出来る。会話の場にもなる。


ハナレと、この勝手口とストーブによって、どんな暮らしに進化するか楽しみです。 暮らしながら、使いながらの古民家再生。 古民家は暮らしに合わせて進化する。




つづく

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