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執筆者の写真Osamu Okamura

古民家再生物語・南島原有家プロジェクト(その2)

更新日:2020年9月20日


島原手延べ素麺の製麺所跡(元は農家の納屋)を再生して、皆が集えるマルシェ的な場をつくるプロジェクトです。 alieto.のfacebook https://www.facebook.com/alieto.tsuchitonaritsuchitoaru/


2020/07/06~19 7月の作業。 ・アプローチを土間にして、剥がした床材を確保する。 ・キッチンと土間(売場)との仕切りをつくる。 ・階段を移動する。 ・室(むろ)への入口をつくる。 ・カフェのカウンターの準備 ・日干し煉瓦のワークショップ


現況の外観


土間(売場)と、キッチン(加工場)の仕切り


階段の移設 床を撤去して土間のアプローチにして、奥の土間(売店)へとつながる。 アプローチの正面にあった2階への階段(左)を、アプローチの奥に移動する(右)。


室(むろ)への入口を開ける。


日干し煉瓦づくり 田んぼの土に藁を混ぜて、木枠に詰めて型抜きし、日陰干ししてつくります。 出来た日干し煉瓦は、土壁の部分に使う予定です。


キッチンと土間(売店) 手前の仮止めのカウンター


2020/08/09~12 8月の作業 ・ワークショップで、カフェの土壁の補修をする。 ・カフェのカウンターをつくる。

・流し台を取付ける。 ・室(むろ)の壁づくり。


土壁の補修 ワークショップで、土壁の補修

土壁の補修 作業前(左)と作業後(右) 荒壁としての補修は完了です。次回は中塗りを行います。


カフェのカウンター

排水管のため床を上げることにし、上げた床下に木炭を入れることにしました。 流し台は、近くの解体現場からステンレス部分のみ頂いてきての設置です。

今回はここまでの作業です。 カウンターの腰壁に板を張る作業は次回までの宿題です。


室(むろ)の壁づくり 室の壁の断熱材として籾殻を詰めることにしました。以前、酒蔵を解体したときに壁から大量の籾殻が詰めてあったのを思い出し、今回この先人の知恵を活かすことにしました。

メモ 壊すものと、残すもの、撤去して再利用するもの、修理、補修するもの、記憶として残すもの、意図して残すものと、無意識に残るもの、・・・・・・。 在るものを見立てて活かし、そこから生まれる景色、用の美。古民家再生にはそんな楽しみがあります。




つづく





住環境設計オカムラアトリエ公式ホームページ


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